制作会社の見積には聞きなれない項目があると思います。この記事では各項目を解説します。
- ディレクション費
- デザイン費
- ロゴ作成費
- イラスト作成費
- コーティング費(フロントエンド開発費)
- Javascript開発費(フロントエンド開発費)
- CMS導入、カスタマイズ費(バックエンド開発費)
- ブラウザ検証費
- SEO対策費(検索エンジン対策費)
- 撮影費
- 原稿作成、取材、調査費
- レンタルサーバー費
- ドメイン費
- 運用・保守費用
項目と内容
ディレクション費
打合せ(ヒアリング、定例会など)、ホームページの企画、ページ構成、画面設計、調査、提案書・資料の作成、スケジュールの管理、スタッフ・外注の調整、制作の窓口対応などの費用です。
デザイン費
画面デザインを作成する費用です。
全ての画面のデザインを作成する場合、TOPページと2階層目などの主要なページのデザインを起こし、残りはパーツ作成とする場合、メインビジュアル、タイトル画像、バナー画像などのパーツ作成だけの場合もあります。
ロゴ作成費
ロゴを作成する費用です。
デザインに合わせて簡易的に作る場合もあれば、ヒアリング、コンセプト設計、デザイン、提案、カラーバリエーション展開、具体的な使用ケースに合わせたバリエーション展開などしっかり行う場合もあります。
イラスト作成費
挿絵、図、似顔絵、キャラクターなどのイラストを作成する費用です。
コーティング費(フロントエンド開発費)
デザインを細かい画像に切り分け、HTML、CSS、Javascriptなどを使い、インターネットに公開できる状態にする費用です。
WordpressなどのCMSを使用する場合は、管理画面から文章を反映させる費用を指す場合もあります。
Javascript開発費(フロントエンド開発費)
一般的なローテーションバナーや画像の拡大などのJavascriptはコーティング費に含まれる場合がありますが、他では見かけない動きをする特殊な物は開発費が掛かります。
CMS導入、カスタマイズ費(バックエンド開発費)
WordPressなどのCMSを導入する費用です。Wordpressをサーバーにインストールし、ページ構成やデザインに合わせカスタマイズする費用も含まれています。
システム開発費(バックエンド開発費)
メールフォーム、WEB予約システムなどを、PHP、Perl、Rubyなどのプログラミング言語を使い、開発する費用です。
システム設計、仕様書の作成、サーバー設定、開発などの費用ですが、規模により簡易的に作成する場合もあれば、詳細な項目に分かれる場合もあります。
ブラウザ検証費
ユーザーが使用していると想定されるブラウザ環境で、表示や動作の確認する費用です。
ホームページは色々な人が、色々な環境で見ています。WindowsのInternet Explorer 11の人もいれば、MacのSafari 8の人、iPhoneの人もいればAndroid 4.4のAndroid Browserの人もいます。
それぞれに見え方が違ったり、動くはずのものが動かないなんてこともしょっちゅうあります。検証は重要です。
SEO対策費(検索エンジン対策費)
検索エンジンの上位に表示する対策の費用です。
施策は大きく内部施策と外部施策に分かれます。
内部施策はHTMLの構造を検索エンジンのプログラムが巡回しやすいように最適化したり、文章をカスタマイズしたり、ページを追加する作業です。
外部施策はGoogleやMSN(bing)に登録申請したり、口コミサイトや関連サイトに登録申請する作業です。
撮影費
カメラマンとの事前打合せ、現地での撮影などの費用です。半日拘束、1日拘束など拘束時間で算出する場合もあれば、撮影枚数、使用媒体などで算出する場合もあります。
原稿作成、取材、調査費
ライターが取材を行い、原稿を作成する費用です。元原稿があってのリライト、元原稿が無く、電話取材、出張取材を行ったり、専門知識が必要な場合などは調査費用も掛かります。
レンタルサーバー費
レンタルサーバーを借りる費用です。初期費用と年間費用が掛かります。
ロリポップ、お名前.comサーバー、さくらインターネットなどの安価なレンタルサーバーもあれば、CPIなどの高価なレンタルサーバーもあります。
基準は信頼性、レスポンスの速さ(バックボーン、サーバーのスペックなど)、サービス内容、価格、サポートの手厚さなどでしょう。
ドメイン費
ドメインの取得する費用です。2年目からは更新費用が掛かります。
運用・保守費用
お知らせの更新、Wordpressの管理、Google Search Consoleによる管理など内容は制作会社により様々です。
まとめ
ざっくりとはこのような項目に分かれ、制作会社により多少項目名が変わる場合があり、規模が大きくなると、細分化されている場合もあります。